野菜や果物などを栽培する時は、実を結ぶためにも受粉作業が重要です。
受粉には自然受粉と人工授粉がありますが、どのような違いがあるかご存じでしょうか。
今回は、自然受粉と人工授粉の違いを解説します。
▼自然受粉と人工授粉の受粉方法に違い
■自然受粉
自然受粉は、風や昆虫などの自然の力によって受粉させる方法です。
人間の手で交配を行う必要がないため、作業の負担を減らせます。
ミツバチのように、花密や花粉の間を飛び交う昆虫を、自然受粉に利用することが多いです。
ただし、自然の力を利用して受粉させる方法なので、天候の影響を大きく受けます。
開花時期に悪天候が続くと、うまく受粉が行えず、収穫量が減ってしまうこともあるでしょう。
■人工授粉
人工授粉は、人の手によって受粉する方法です。
売られている花粉や採取した花粉を用いて、人工的に受粉させます。
天候に影響されにくく、自然受粉が難しい環境でも可能な点が、人工受粉の大きなメリットです。
また、花粉の量も自由に調整できるので、大玉の実を生産したい時に向いています。
ただし、人の手を必要とするため、自然受粉に比べて手間がかかるでしょう。
▼まとめ
自然受粉と人工授粉では、受粉方法に違いがあります。
自然受粉は風や昆虫などの自然の力を使い、人工授粉は人の手によって受粉させる方法です。
それぞれ特徴が異なるので、栽培する環境や目的によって使い分けましょう。
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