コラム

接ぎ木をする目的は?

野菜や果物を栽培する時は、よく接ぎ木が行われます。
植物に別の植物をつなげる作業ですが、なぜ必要なのかご存じでしょうか。
今回は、接ぎ木をする目的について解説します。
▼接ぎ木をする目的
■病害虫に強い台木を作る
野菜や果物を栽培していると、病害虫によって苗や台木がうまく育たないことがあります。
病害虫に弱い品種を栽培する時に、起こりやすいトラブルの一つです。
こういった病害虫による被害を防ぐために、接ぎ木を行うことがあります。
栽培する台木に病害虫に強い品種を接ぎすることで、病害虫に強い台木を作ることが可能です。
■個体を効率的に増殖させる
特定の個体を効率的に増殖させるために、接ぎ木が行われることも多いです。
接ぎ木はクローン技術の1つで、同じ性質を持つ台木を簡単に増やせます。
美味しい果実を実らせた木の枝を、他の木に接ぎ木することで、効率よく増殖させられるでしょう。
■収穫量を増やす
病害虫や環境ストレスに強い台木を作れるのも、接ぎ木のメリットです。
うまく他の品種を接ぎ木することで、病害虫や環境ストレスに負けない強い台木になり、収穫量を増やせます。
▼まとめ
接ぎ木をする目的としては、病害虫に強い台木を作る・個体を効率的に増殖させる・収穫量を増やすなどがあります。
品質の高い果物の収穫を増やすためにも、接ぎ木は欠かせない技術です。
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